第4講座 『子どもの育ちと生活リズム』 講師 浜 栄子氏

はじめに
心の里親保育園園長として、長年に渡り地域の中で地道に子育て支援の輪を広げてきたが、今は札幌大谷短期大学で『子育て支援は親支援から』という考えに基づき保育士養成に情熱を傾けている

子どもの姿は基本的には昔と変わらない
本来子どもはどうあるべきか、子どもと接する時にはここを大事にしていきたい

社会や環境の変化に伴い、子ども達の置かれている状況も大きく影響をを受けている
子どもにとっては、家庭や親の影響力が1番大きい
心地よい環境が子どもの成長を促す

保育所保育指針の改定 (平成11年度)

子どもの発達について(乳幼児発達表に沿って)
6ヶ月〜1才3ヶ月未満児
視野の中にある新しい刺激、変化に富む刺激、より複雑な刺激に反応するようになる
積極性や選択性は初期から認められる

才3ヶ月〜2才未満児
この頃に、歩行ができるかどうか、耳が聞こえているかどうかを見極める
自分が気に入ると自分の意思を通そうとする(例 晴れていても長靴を履く)
この時期の生理的な世話は、できれば同じ人がよいが、日中の遊びに関しては色々な人が携わってもよい

2才児
まだ状況にうまく対処する力を持っていないので、時には癇癪を起こしたり反抗したりして自己主張することがあるが、これは自我が順調に育っている証拠と考えられる

3才児
「どうして?」「なぜ?」としきりに質問をする
例えば子どもが「草には命があるの?」と聞いてきたら、おとなは「○○ちゃんはどう思う?」と反対に問いかけてみるのもよい

4才児
自分以外の人やものをじっくり見れるようになると、逆に自分も見られる対象であることに気づき、自意識が芽生えてくるので、今までのように無邪気に振舞うことができない場面も生じる
また目標を立てて行動することができるようになるので、自分が思った通りに行かないのではないかと不安が生じたり、つらくなったりするなど、葛藤を経験するようになる

5才児
日常での基本的生活習慣はほとんど自立し、自分自身でできるようになる

6才児
心身ともに力に満ち溢れ、あれもしたいこれもしたいという欲求がどんどん膨らんでくる
子ども自身の失敗を叱らない
例えば注意する時も「そんなことをしたら警察が来るよ」ではなく、「鬼(狼・かみなり)が来るよ」と言うと、大きくなっても現実味がないので、子どもには恐怖心が残らない

質疑応答
Q 3才半でまだオムツが取れていないが、親は全ったく積極的ではない

A 順調に発達しているし、時期的にも今オムツをはずしても良いと思う
きっと周りにモデルがいなくてわからないのだから、おとなが知らせていく必要がある
排泄やしつけなどは、毎日の繰り返しを通して身につけていく
子どもにトイレの文化を確認させる
例えば、絵本を読んでトイレに結びつけてあげたり、公園内のいろいろな所に行ってトイレを探索したりと、子どもの知識に結び付けてあげると良い
この夏の間に水遊びを通して水着にさせ、オムツから遠ざけてみるなど工夫をしてみたら良い
オムツはずしにはトレーニングパンツではなく、普通のパンツにして関心をトイレに向けさせる
それらを含め、再度親と話し合ってみたらよいのではないか

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