「近藤信子さんとわらべうたであそぼ!」の報告

わらべうたあそびを楽しんだ人
近藤信子さん+当日参加者68名+かざぐるまスタッフ13名+その子ども3名=合計85名


近藤信子さんのお話
「こんにちは。」の柔らかな近藤先生の声で講習が始まった。
遊びの中でうたい継がれてきたわらべうたが高度成長とともに消えていき、大変淋しく思う。
わらべうたをもう一度子どもに返す事が必要である。

桐朋学園大学音楽科を卒業後、音楽教室で子ども達の指導にあたったが、そこで音楽に関わる子ども達は嬉しそうでなかった。子ども達がピアノだけを学んでいても音楽の喜びや遊び心は得られないことに疑問を抱いていた頃、ハンガリーのコダーイのフォーライ・カタリン先生と出会い、ハンガリーのわらべうたにおける、言葉と音楽の一致した中から生まれる楽しさを教わり、目から鱗が落ちる思いがした。

その後、日本のわらべうた「まりつき」の内側からでてくるテンポのある楽しさとつながり、言葉、体の動き、テンポ、想像が一致してこそ気持ちが良く、自分自身の心の中で歌と言葉がいきいきしてくることに気づく。

“アレグロ・リバージュ(最高に活発)”こそ、子どもが遊んでいる姿であり、自ら歌いたい、遊びたいと思う子どもの気持ちを高め、その力を発揮させるのが、教師はじめ大人の役割であると考える。

その国のメロディにはその国の母国語が合う。日本語訳などすると、無理が生じる。(例 ♪ハッピーバースディ)

わらべうたで徹底して育てた長男は、どんなジャンルの音楽も好きに育ち、西洋音楽で育てた次男はクラッシック音楽のみに関わっている。本当は子どもを10人産んで、全部違うジャンルの音楽を与えて育ててみたかった。

『とんとんやかた』は、「○○ちゃん」と声をかけて「はーい」の返事が返るとことから始まる。
お帰りは、♪さよならあんころもちを歌いながら、自分の思いのまま、自分や待っている人の分のあんころもちを作り、風呂敷につつんで背中に背負う動作をしてさよならをする。

子どもにわらべうたを伝える前に、最低でもまず50回歌って覚えてからやってほしい。
近藤さん自身は100回歌ってから子どもに向かう。
季節に合った歌や、場にあったうたをすぐ出せるように、いつでも準備しておくことが求められる。
「えーと」、「それから」、「あのね」などの言葉は使わずに、場をつなぐことができるようになるとよい。

最後に、
子どもたちと遊んでください。まずは、おとなも遊びを楽しんでください。
そして、子どもにわらべうたを返しましょう。


当日うたったわらべうた(歌詞・遊び方)
♪めんめんたまぐら
めんめん たまぐら つのだせ やりだせ
「たまぐら」とは「かたつむり」のこと。

♪たこたこあがれ  
たこたこあがれ てんまであがれ

♪まるくなれ
まるくなれ まるくなれ いちにのさん
皆で手をつないで大きな輪になる。声を出す楽しさを知る。

♪かわのきしのみずぐるま  
かわのきしの みずぐるま ぐるっと まわって  いそいで ふたりづれ のこりは おによ いち にっさん
わらべうたには必ず一つぐらいルールがある。
皆で手をつないで回り、歌の終わりで2人組になる。残った人が鬼になる。
鬼の「どうぞ」の言葉に、テンポや声の高低を合わせる。(早い・ゆっくり・高い・低い)
大人は鬼を嫌がるが、子どもは鬼になりたがる。
好きな子と手をつなぎたくても、思いが達成できることもあれば、思い通りにいかないこともあることを知る。好き嫌いに関係なく、遊びの中にいろいろな人と手をつなぐ必然性があることが大切である。

♪なべなべ
なべなべ そこぬけ そこがぬけたら かえりましょ  なべなべ そこぬけ そこがぬけたら かえりましょ
最初は2人で遊び、パートナーをチェンジする。
手をつなぐ人数を4人、8人、16人、全員と増やす場合は、2人が手を上げてつくった門を、皆が頭から入り、お尻から出るようにして遊ぶ。

♪つるつる
つるつる かぎになれ さおになれ たいころばちの ふたになれ
先頭の後ろを皆がつないだ手を離さないでついて歩く、渦巻き遊び。
少し高めのトーンで行い、尻尾のところが門になり、みんながくぐって出てくる。

♪おてぶしてぶし
おてぶしてぶし てぶしのなかに へびのなまやけ かえるのさしみ  いっちょばこやるから まるめておくれ
いーや (おおあたり・おおはずれ)
片方の手の中に宝物をかくして、「いーや」で左右の手をぱっと出し、相手に当てさせる。
見せる時に、「大当たり」、「大はずれ」と言う。色紙で折った小さなかえるや蛇を手にかくすのも楽しい。
なかなか心を開きづらい子どものところにいくように、歩幅を計算して歩くとよい。

♪いちにっさんにのしのご
いちにっさん にのしのご さんいちにのしの にのしのご
親指から、小指から、片手で、両手で。

♪でんでらりゅうば
でんでらりゅうば でてくるばってん でんでられんけん こられんけん  
こんこられんけん こられられんけん こんこん
早口遊びで言えるようになると、誰にも負けたくないと一層はやく歌おうとして上達する。

♪おやゆびねむれ
おやゆびねむれ さしゆびも なかゆび べにゆび こゆびみな  ねんねしな ねんねしな ねんねしな
寝入る時に、優しく指を折ってあげる。
寝かされるのがわかって「まだ寝たくない」と言うようになると、「賢くなったね」と知恵がついたことを褒めてあげる。

♪うまはとしとし
うまは としとし ないてもつよい  うまがつよいから のりてさんも つよい (パカッ パカッ)
子どもは「パカッパカッ」でひざから落とされるのを楽しみに待っているので、最後に期待を裏切らないでちゃんと落とすことが大切。

♪おでんでんぐるま
  
おでんでんぐるまに かねはちのせて  いまにおちるか まっさかさんよ もひとつ おまけに すととーんしょ
2人組になって手を櫓を組んで子どもを乗せる。

♪ちょっとぱーさん
ちょっとぱーさん ぐーすけちょうだい  かみにくるんで ちょうだいちょうだい  ぐるりとまわって じゃんけんぽん
手でもできるが、足ジャンケンが楽しい。負けた人は勝った人の後ろについて繰り返す。全員がつながたら、そのまま♪いもむしごろごろに移行する。

♪いもむしごろごろ
いもむし ごろごろ ひょうたん ぽっくりこ
皆でつながってしゃがんで歩き、リーダーが引っ張る

♪なかなかほい  
なかなかほい そとそとほい なかそとそとなか なかなかほい  
そとそとほい なかなかほい そとなかなかそと そとそとほい
まりつき遊びからきているわらべうた。なか、そとの言葉に合わせて、足を開いたり閉じたりして遊ぶ。

♪どのこがよいこ
どのこが よいこ このこがよいこ (○○ちゃんが よいこ おひとつどうぞ)
輪になった人の頭を一人ずつなぜ、止まったところの人に名前を聞き飴をあげる。
近藤さんがもっとも大切にしているわらべうたの一つ。

日ごろ悪さをしてる子でも「ひょっとして俺っていい子?」と 思わせてしまう力を持っている。いい子といわれれば皆うれしい。みんなが「いいこ」にあたるまで歌いつづける。

♪さよならあんころもち
さよなら あんころもち またきなこ


当日の様子


参加者の声(所属)
■今日は大好きなわらべうたでたくさん遊べてとても楽しかったです。少しでも私も子どもたちとできるようにもう少し覚えます。本日はありがとうございました。(学生)

■学生さんが多くて、びっくりしました。明日と言わず今日から子どもたちとコミュニケーションをとることに利用できそうです。(ガールスカウト)

■心から楽しめました。参加者全員が笑顔になったように、この輪がもっともっと広がってほしいと思いました。(大学)

■初めて会ったばかりの人なのに、手をつなぐ(ふれる)ことで、すぐに親近感がわき、楽しく遊べました。来てよかったです。(保育園)

■初めての体験で童心にかえり、ハラハラワクワクドキドキさせていただきました。ありがとうございました。(一般)

■今日、この時間をとても楽しみにしていました。福岡や東京に住んでいた時は、わらべうたを学ぶ場がたくさんあったのですが、4年前に札幌に引っ越してからはなかなかそういった機会がなく、試行錯誤しながら、日々親子さんたちとわらべうたを楽しんでいます。今日の近藤信子さんのお話とわらべうた・・・本当に楽しかったです。子どもたちに何を伝えたいのか、どう伝えるのか、という先生の思いが私たちにも伝わり、私はとても素敵な時間を過ごさせていただきました。明日からまた、子どもたちと楽しみたいです。ありがとうございました。また、こういう機会があれば、ぜひ知らせていただきたいです。よろしくお願いします。(おはなしサークル、親子わらべうたサークル)

■乳児保育の中では、本当にわらべうたが大事で、かなり取り入れています。子どもたちもわらべうたの心地よさが大好きです。今日は色々な知らないわらべうたをいっぱい覚えられてよかったです。(保育園)

■わらべうたは子どもたちが心から楽しむことのできる遊びだと改めて感じました。実際に子どもたちと共に遊んでみたいと思います。(幼稚園)

■とても参考になりました。自分自身の小さい頃を思い出しました。今の子どもたちには、こういう記憶が少ないなと感じました。機会をみつけて少しでも伝えていきたいと思いました。(おはなしサークル)

■体力勝負でした。先生はボケないと思います。お元気でご活躍ください。(団体)

■もっとわらべうた遊びをしていたい気分です。心地よいメロディやうた、いろいろな言葉など、もっと知りたいし、子どもとやってみたくなりました。(子ども発達支援センター)

■本当に数多くのわらべうたがあるなと改めて思いました。こんなに大人数でも、皆で一つの遊びをすることができて感心したと共に、とても楽しかったです。社会に出た際に活かせるようがんばりたいと思います。(学生)

■とてもためになる時間を過ごさせていただきました。子どもたちとの時間の中で、どんどん活用していきたいと思います。自分にも子どもができた時には、わらべうたと聞かせて育てたいです。(幼稚園)

■とても楽しかったです。園で親子でやってみたいです。(幼稚園)

■5年前に近藤先生の講演会に参加して、とても幸せな気分になって帰ってきました。今回このような会があると知り、同じ職場の方たちに声をかけて参加しました。私も「どの子が良い子」の歌が大好きで、たくさんの子どもたちと歌っています。ありがとうございました。(子ども発達センター)

■初めて会った方々とわらべうたを通して仲良くなれた気がします。ありがとうございました。(幼稚園)

■大変勉強になりました。歌を歌い、遊びに役立てたいです。今日はありがとうございました。(子育て支援センター)

■体験することが大切と改めて感じ、楽しい時間を過ごせたことを嬉しく思う。子どもとも楽しく遊びたいです。(幼稚園)

■今日教えていただいたわらべうたは、学生の私にはほとんど知らないものばかりだったのですが、リズムも心地よく、とても楽しく参加できました。勉強になりました。今日、学んだことを子どもにも伝えていきたいと思いました。(学生)

■童心にかえって遊びました。(子育てNPO)

■とても楽しかったです。子どもたちと一緒に遊びたいです。(ブックスタート・託児・読み聞かせの団体)

■わらべうたの楽しさを体感できてとてもうれしく思った。(幼稚園)

■とにかく楽しい時間を過ごしました。(幼稚園)

■わらべうたの魅力、先生の魅力に心がほかほかになりました。子どもたちとすぐに遊びたくなりました。(幼稚園)

■初めて参加しましたが、とても楽しかったです。近藤先生の優しさと暖かさが歌声、動き、まなざしから伝わってきました。ぜひ、子どもたちに伝えたいと思いました。(発達支援センター)

■毎日の保育の中で取り入れていきたいなと思うものがたくさんありました。(幼稚園)

■今まであまりわらべうたに関わることがなかったので、今回色々な歌で遊ぶことができて良かったです。自分が子どもの時にわらべうたでたくさん遊べたらよかったのに・・・と思いましたので、現場に出た時に子どもたちとわらべうたでたくさん遊びたいです。(学生)

■明日からすぐに使いたい、やってみたいです。(自然NPO)

■以前から子どもたちとわらべうたを楽しみたいと思っていました。帰ったら忘れないうちにおはなし会でしたいです。(子育てNPO)

■とても楽しかったです。一度では覚えられないので楽譜があるともっとよかったと思います。(読み聞かせの団体)

■本を見るよりもやはり肉声で習うのが一番よいですね。(一般)

■とても楽しかったです。初めて聞いた曲もどこかなつかしい気がしました。(中学生)

■子どもたちと楽しみたいと思います。先生の声が柔らかくて心地よかったです。ありがとうございました。(子ども発達支援センター)

■久しぶりに心が洗われる気持ちでした。(一般)

■子育てサロンで最後の挨拶に「さよならあんころもちまたきなこ」を使っています。お母さんも子どもも大好きです。(音楽療法士・音楽講師・子育てサロン主催・主任児童委員)

■正直、知らないうたばかりでした。でも、すぐに一緒に歌えて、体を動かせて、とても楽しかったです。(ろう者の子育てサークル)

■とても楽しかったが、うたを忘れてしまいそうで残念です。主なものでも印刷物があると嬉しいです。(読み聞かせの団体)

■講演会のつもりで出席しましたので、実践で最初とまどいましたが、とても楽しかったです。少し疲れました。障害のある子どもたちといつも遊んでいます。たくさんのヒントをいただいたと思います。(音楽療法士・音楽講師)

■近藤先生のパワーあるお話に感動でした。とても楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。(一般)

■とても楽しかったです。もっとたくさん覚えたいなと思いました。(幼稚園)

■やさしい近藤先生のうたに魅了されました。(子育てNPO)

■普段の保育の中では、なかなかゆっくりうたったり子どもと一対一で関わる時間をつくるのは難しいけれど、少しずつでも自分自身が勉強をして、わらべうたを取り入れていけるようにしていきたいです。(幼稚園)

■とても楽しかったです。自分の中で幼な心を取り戻せました。(子育てNPO)

■近藤さんに頭を触られた時、ふっとあたたかい気持ちになりました。(養護学校)

■わらべうたのよさを改めて感じました。近藤先生、とても素敵でした。スタッフの方々の対応もとても気持ちのよいものでした。ありがとうございます。(養護学校)

■お風呂の中でおばあちゃんに教えてもらい、弟と一緒遊んだ頃を思い出しました。体を動かして声を出して汗びっしょりになりましたが、とっても楽しかったです。(一般)

■近藤先生に会えて嬉しかった。(一緒に遊べて)(障害児通所施設)

■歌が下手でも声が悪くても、わらべうたなら私でも人前でやれるかも!という大きな楽しみができました。おとながもっと楽しみたい!(家庭文庫やり始め)

■とても楽しかったです。このウキウキする気持ちが、今の子どもたちに欠けているのかなあと思いました。(子育てNPO)

■1歳8ヶ月になる子どもがわらべうたが大好きなので、この会に参加させて頂きました。2時間を本当に楽しく過ごさせて頂き、大変良い研修会だったと思います。実際子どもに伝えるにはあまりにあやふやな記憶しかなく(情けない!)、改めて勉強しなくてはならないのですが、楽しい思いを子どもに伝えたいですね。(一般)